【鎌倉】鏑木清方記念美術館

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ゴールデンウィークの鎌倉は若宮大路小町通りも、ものすごい人の波です。江ノ電も途中の駅では積み残しが出るような状況でしたが、小町通りを一本入った「鏑木清方記念美術館」は落ち着いた雰囲気を保っていました。

鏑木清方(かぶらききよかた)は、明治から昭和にかけて活躍した日本画の大家です。もともと新聞や雑誌の挿絵を描いていたこともあって、浮世絵の流れを汲む通俗的な作風ですが、その表情の描き方は実に秀逸です。顔のしわや目線といったものが、計算し尽されているように感じます。かつて国立近代美術館で開催された「鏑木清方展」でも感じたことなのですが、今日も再認識させてくれました。

館内はそれほど広くなく、一部の作品は引き出しに収納されているので、もっと人の少ない時期であればゆったり鑑賞できたことでしょう。常設は200円、特別展でも300円なので、鎌倉観光のついでに立ち寄ってもよさそうです。

http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/index.html