【NBA】ジャズ・セミファイナル進出!

ロケッツに2連敗した時点で、正直勝ち抜けはあきらめていました。それほどに攻撃のリズムが悪く、ブーザーひとりに頼り切りという感じがしていたのです。ところが、シーズン通して不調だったキリレンコが奇跡的に調子を取り戻し、攻守にジャズの歯車をかみあわせてくれるようになります。今日のGAME7でも8得点にとどまったとはいえ、ここぞというタイミングのブロックや外せないFTを決めるなど、活躍してくれましたね。

終始ジャズがリードする展開から、4Q終盤になってロケッツが逆転。しかし、ここでジャズはあわてませんでした。焦って無理なショットを打つこともなく、冷静に相手のミスを誘います。相手のディフェンスが機能している時間帯ではブーザーがダンクを打ち、リング下を固められればオクァーが3P。ジャズは3Pを5/11決めたことが、大きく効いたと思います。ヤオ・ミンをファウルトラブルに追い込んだところも、心理戦で優位に立てた要因でした。

これでジャズは、昨季ファイナリストのマブスを破ったゴールデンステート・ウォリアーズとの対戦です。ウォリアーズはスーパースターはいないものの、マブスを倒して勢いに乗っているだけに、序盤にペースをつかむことが大事でしょう。キリレンコを中心としたディフェンシブな戦いで、ロースコア勝負に持ち込んでくれればカンファレンス・ファイナルも夢ではなくなってきました!