【コミック】気まぐれコンセプト・クロニクル

気まぐれコンセプト」は81年からスピリッツに連載されている4コママンガなので、連載時に一度読んでいるはずなんだけど、あらためて単行本として読むと新鮮ですね。マンガだけどその時代のトレンドの記録でもあるので、自分が学生とか社会人成り立ての頃のことを思い出して振り返ることができます。

著者のホイチョイ・プロダクションズは、ちょうど広末涼子主演の映画「バブルでGO!」の公開に合わせて発売してきましたね。発売が1月から延び延びになっていたせいもあって、書店でなかなか見かけず、あちこちの書店を探し回ってやっと新宿NSビルの「書原」で購入しました。アマゾンでは直近のランキングで3位と、かなり売れ行きは良好らしく、スピリッツでも大増刷という文字が躍っています。

さて中身ですが、広告代理店の日常をベースにその時代のハヤリを織り交ぜて展開します。広告代理店だけに、「本当に流行っているもの」というより「代理店が仕掛けたいもの」という印象ですね。下ネタも多いけど、結構トリビアとしても面白かったりします。ただ、広告代理店の「伝説の宴会芸」が繰り返し登場するところは、いい加減どうにかしてほしいですけどね…

一番ウケたのは、身内が勤務している某外資系損保会社のCMでジングルにのせて紹介しているフリーダイヤルの電話番号が、実際にかけてみようとすると数字がわからないというネタでした(^^;