【コミック】さよなら私のクラマー

月刊少年マガジンに連載中の新川直司のコミック「さよなら私のクラマー」は、女子サッカーを扱った内容です。ワールドカップを制した後に低迷期を迎えている女子サッカー界の現状を描きつつ、高校女子サッカーをコミカルな要素を交えながらあぶり出しています。

主人公の曽志崎緑は、言い難いことをはっきり言葉にするタイプのボランチ。相方の周防すみれは、孤高のウィンガーという設定です。サッカーのテクニックもちりばめながら、それでも本質は心理描写に置いているようです。まだ第1巻しか読んでいないのですが、「クラマー」の意味するところはわからないまま。普通に考えれば、日本サッカーの父とされるドイツ人、デットマール・クラマー氏を指すのだと思われますが、講談社のサイトのURLでは"clamor"という綴りなので、違う意味なのかもしれません。

第2巻は書店では平積みになっていて、地下鉄に車内広告が出ていました。登場人物が多く、キャラがまだ立っていないので、誰が誰だか絵からはわからないことも多いです。これからの展開に期待したいと思っています。