#漫画、コミック

【池袋パルコ】よつばと!原画展

「よつばと!」の原画展が、池袋のパルコミュージアムで来週の月曜日間で開催されています。新刊の発売が待たれるところだけど、絵コンテや単行本の表紙デザイン、彩色の過程動画なども見られるので、小岩井家の世界観にどっぷり浸れます。 「おみやげダンボ…

【コミック】さよなら私のクラマー(8)

「さよなら私のクラマー」は、さすがに8巻目に入ってだいぶキャラが立ち、作者の描き分けもうまくなってきたような気がする。先を予感させるようなボールの軌跡や選手のポジショニングの描写は相変わらず素晴らしく、ページを手繰るのがもどかしいことすらあ…

【コミック】Blue Giant Supreme (6)

元となったBlue Giantから通して、この作品は行間ならぬ音符の隙間を描くところが素晴らしいと思っていたけれど、この第6巻では初めてのジャズフェスを何とか成功させようと奔走するオランダの小都市の実行委員たちの熱意が見事に描写されています。高校では…

【コミック】さよなら私のクラマー(7)

発売日前日に書店を覗いてみたもののフラゲならずで、結局発売日の仕事の後に購入しました。第7巻はインターリーグで千葉県代表の栄泉船橋高校との対戦が描かれます。読み慣れてきたせいなのか、背番号を意識的に描くようになったからか(明らかに番号違いで…

【浦沢直樹】夢印

浦沢直樹×ルーブル美術館のプロジェクトによる「夢印」の単行本が出ていることを書店で知り、迷わずにすかさず購入しました。浦沢らしく壮大なのにどこか抜けていて、登場人物もダメな父親と頭の回転の速いストイックな少女という王道の浦沢路線です。オマー…

【コミック】BLUE GIANT SUPREME(5)

この作品は、本当に音楽そのものやミュージシャンの描写が見事だと思う。今回の第5巻もまた、ジャズプレイヤーのアイコンタクトやインプロビゼーションがふんだんに、そして繊細に描かれていた。もうそれだけで、お腹がいっぱいになるくらいなのだ。ついに…

【コミック】よつばと!(14)

12巻から13巻までの間隔が2年8ヶ月で、そこから今回の14巻までが2年5ヶ月。最初のエピソードの月刊誌初出は2年前ということで、あずまきよひこはどれだけ休載が多いのかという話ですね。もう「さすが」としか言いようがありません。 彼は推敲に推敲を重ねる…

【コミック】BLUE GIANT SUPREME(4)

BLUE GIANT SUPREMEの4巻を読んだが、本当にこの作品は音楽の深みが描かれていると思う。特に宮本大が集めたメンバーがジャムセッションでお互いの腕を確かめようとする場面で、サックスとピアノ、ベース、ドラムスの音というよりもステージの熱気やインプロ…

【コミック】さよなら私のクラマー(5)

新川直司のこの作品は主人公が誰なのかわかりにくいし、登場キャラが多く描き分けもうまくないので、誰が誰だかわからなくなってしまいます。第5巻では他校同士の対戦も並行して描かれるので、いっそうわかりにくさが募ります。その点がとにかくストレスにな…

【コミック】BLUE GIANT SUPREME(3)

ジャズをテーマにした「BLUE GIANT」がいったん完結し、主人公の宮本大がドイツに渡って新たなスタートを切る展開を描く続編の「BLUE GIANT SUPREME」も3巻目。今回は、ハンブルクからベルリンに向かうところまでを扱っている。バンドのパートナーを探す宮本…

【コミック】バレエ・リュス

新宿のブックファーストでたまたま見かけて即購入した桜沢エリカの「バレエ・リュス」はバレエをテーマにしたコミックで、ディアギレフとニジンスキーの物語として描かれます。彼らのパリのシャトレ座での公演は、オペラに比べて「低俗」という位置づけにあ…

【コミック】グッドナイト、アイラブユー(4)

書店の手書きPOPで興味を持って読み始めたコミック「グッドナイト、アイラブユー」が、第4巻でついに完結してしまいました。どこまで続くのかという思いもありながら、巻ごとに書店でもなかなか見つからずに探し回るという苦行だったので、完結してホッとし…

【コミック】さよなら私のクラマー③

そろそろ第3巻が出ているかと急に思いついて書店に寄ってみると、ありました。この作品は高校女子サッカーを描いたものですが、サッカーの設定が実にマニアック。使われる用語も、「本当に理解して使っているのか」と思うくらいのものなのですが、それだけに…

【コミック】さよなら私のクラマー

月刊少年マガジンに連載中の新川直司のコミック「さよなら私のクラマー」は、女子サッカーを扱った内容です。ワールドカップを制した後に低迷期を迎えている女子サッカー界の現状を描きつつ、高校女子サッカーをコミカルな要素を交えながらあぶり出していま…

【コミック】ギャラリーフェイク33巻

アートを題材にした細野不二彦のコミック「ギャラリーフェイク」の11年ぶりとなる最新刊が11月に発売されていたことを知り、思わず購入してしまいました。この作品は、かつてメトロポリタン美術館のキュレーターだったフジタが、ブラックマーケットと関わり…

【コミック】聖☆おにいさん⑬

なかなか新刊が出なかった「聖☆おにいさん」の13巻が10/21に発売されたので、早速読みました。いつものことですが、一気に読んでしまうんですよね。最近の傾向として、脇役たちの充実が見どころになっています。今回も天使たちや十一面観音といったキャラの…

【コミック】グッドナイト、アイラブユー③

以前、新宿の紀伊国屋書店でたまたま第1巻を見つけて読んでみたら、すっかりハマってしまった「グッドナイト、アイラブユー」。第3巻は僕がちょうどこの夏に訪れたイタリアが舞台ということもあって、一気に読んでしまいました。ヨーロッパの都市を魅力的に…

【浦沢直樹】Billy Bat完結

浦沢直樹のビリーバット20巻をやっと読みました。19巻を読み終えて、あと1冊かと思うとなかなか手が出せなかったのですが、3連休の最終日に買ってしまいました。19巻をざっと復習して、ついに最終巻のページを手繰りました。 この作品のストーリーは、時代を…

【コミック】BLUE GIANT第8巻

ジャズ・プレイヤーを目指してテナーサックスを吹く宮本大を描くストーリー「BLUE GIANT」の第8巻は、またしても行間に音が満ちていた。サックスというと華麗にメロディを奏でる印象があるが、ビッグバンドなどではリズムを刻むことも多い。そんな音の違いが…

【コミック】グッドナイト、アイラブユー②

以前、たまたま新宿の紀伊国屋書店で第1巻を見つけた読んだ「グッドナイト、アイラブユー」。発売になったはずの第2巻がなかなか見つからなかったのですが、上野の駅ナカで発見しました。今まで青年コミックのコーナーで探していたのですが、あったのは女性…

【世田谷文学館】浦沢直樹展

東京・芦花公園の世田谷文学館で開催中の浦沢直樹展「描いて描いて描きまくる」を楽しみにしていました。文学館のホームページをチェックしてみると、ローソンの端末で時間指定のファストパスを購入できるとのこと。そんなに混んでいるのかとドキドキしなが…

【コミック】プリニウス

「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリが、とり・みきと組んだコミック「プリニウス」をたまたま書店で見かけました。僕は昔からとり・みきのファンで、彼の描くシンプルでシニカルなキャラクターや特撮映画を思わせるようなコマが好きなのです。手塚治虫のよ…

【浦沢直樹】ビリーバット

「MASTERキートン」を読み終わってしまい、何か浦沢作品を読みたいと思っていたところ、「BILLY BAT」に興味を持って読んでみました。「ストーリー共同制作」として長崎尚志がクレジットされている本作は、現実に起きた史実と架空の物語をオーバーラップさせ…

【BLUE GIANT】サックス高校生の物語

会社の同僚に借りて1~3巻を読んだ「BLUE GIANT」にハマり、第4巻は自分で買ってしまいました。ビッグコミックに連載されている石塚真一のこの作品は、我流でサックスを始めた高校生の宮本大が、ジャズプレイヤーを目指して成長するストーリーです。 楽譜は…

【MASTERキートン】続編「Reマスター」

浦沢直樹と長崎尚志という僕にとってのゴールデンコンビが生み出した名作「MASTERキートン」の20年後の続編「Reマスター」が単行本になったので、さっそく読みました。 主人公の平賀・キートン・太一は、オックスフォードで修士を修了した考古学者にして、元…

【コミック】聖☆おにいさん第9巻

「聖☆おにいさん」の第9巻が8月に発売になっていたことに気づかず、先日niphredilさんのブログ記事で気づいてあわてて書店で探しました。いっそう宗教色が強くなったというか、宗教的事実をうまくパロディにする加減がより絶妙になった印象です。マニアック…

【テルマエ・ロマエ】6巻でフィナーレ

昨年は映画化で話題になったテルマエ・ロマエ。月刊誌の連載なので、なかなかコミックスが発売されないため、前の話の展開を忘れてしまうんですよね。6月25日発売の第6巻をたまたま書店でみかけたので、思わず手に取って購入しました。ひとまずこれで完結し…

【よつばと!】3/9に12巻発売

「よつばと!」の12巻が土曜日に発売になったのですが、僕は金曜日に発売されると思い込んでいて、わざわざ会社帰りに大きな書店に寄るルートで帰ったのに、まだ売っていなくてがっかりしました(^^; この作品は、主人公よつばと天真爛漫な魅力ももちろんです…

【テルマエ・ロマエ】コミックス第5巻発売

映画もヒットした「テルマエ・ロマエ」の、原作コミックス第5巻が火曜日に発売されました。第4巻から映画化を意識した展開になり、それまでの古代ローマと日本の単純往復で入浴文化が影響する展開から、さつきとルシウスとの恋物語に移行してしまった感があ…

【テルマエ・ロマエ】映画化への布石

ヤマザキマリのコミック「テルマエ・ロマエ」のIV巻が、やっと発売されました。月刊誌の連載ものは、単行本化のスピードが遅いのは仕方ないところですね。 いつもは時空を超えて、現代日本と古代ローマを往復する展開なのですが、今回は主人公がローマに帰れ…