【エルミタージュ展】期待以上の内容

先日「ダリ展」の記事をアップしましたが、実はこの日は「大エルミタージュ美術館展」とのハシゴでした。普段の僕は、海外も含めて美術館は1日1館にしています。それは、美術館をゆっくりと歩き回ると意外と疲れるし、ひとつの美術館の印象が薄れてしまうからです。しかし、この日は会期終了が迫っていたために、主義を捨ててハシゴしてしまいました。

エルミタージュ自体はすばらしい美術館だし興味もあるのですが、事前にサイトでチェックしたところ
今回の出展内容がイマイチに見えたので、あまり期待していなかったんです。ところがです。展示の前半は単調な風景画や人物画が続きましたが、後半はなかなか充実していました。普段はグッズを買わない僕が、ポストカードを3枚も買ってしまったほどです。

買った3枚は、もちろん印象に残った作品。アンコールワットを思わせるようなイギリスの古城を描いたヴァン・デル・ヘキトの「ケニルワース城の廃墟」、ルノワールを彷彿とさせるクナウスの「野原の少女」、そしてカンディンスキーをポップにしたようなシュルヴァージュの抽象画「風景」です。特にクナウスの作品は、有名な画家ではないにも関わらずカードの売れ行きがよいようで、日本人の美意識も捨てたものではないと思い直してしまいました。

残念ながら展覧会は終了してしまったので、下記リンクでチェックしてみてください。クナウスの作品の解説も見ることができます。

http://www.ntv.co.jp/hermitage/main.html