【外資の英語】Reward & Recognition

アメリカ資本の会社では特に、社員に対して報奨するシステムは充実しています。でも"Reward(報奨)"i以外にも、"Recognition(認知)"という考え方があります。これは、特別にお金や賞品を出すのではなく、例えば全社員に「○○さんがこんな素晴らしい成果を挙げました」と発表することや、「よくやった、ありがとう」と一声かけることまで含まれます。

会社が社員の気持ちをつなぎとめて、帰属意識を高めることを"Engagement"と呼びます。そのためのアクションのひとつが、上記のような形となってあらわれるのです。そして、社長や幹部など、シニアマネジメントとの"Round Table Meeting"に呼ばれるのも、ある意味ご褒美なんですよね。場合によっては"Layer(階層)"をひとつ飛ばして、部長が係長や一般社員と話をする"Skip Level Meeting"という機会もあります。幹部は、こうした機会に現場の生の声を聞いて、自分のアンテナの感度をよくしておくのです。

ただ、報奨については発想が「くれてやる」になりがちな業界もあって、特に製造業やコールセンターなどはその傾向があります。例えば、「ドレスコードに従った模範的な服装をしてきた人に、現場の長が1ドル札を渡す」なんてことも… それならまだ、その上長が休憩室でかき氷を作ってみんなに配るイベントの方が効果がありそうです。