【NBAファイナル】Game-2 DAL@BOS

NBAのファイナル第2戦は、初戦から打って変わってガチガチの守備のぶつかり合いで始まった。マブスにしてみれば、序盤からセルティックスを勢いづかてしまった失敗の再現は食い止めたものの、自分たちの得点もなかなか伸びない。FTが4/9に留まったことが痛く、ここでもっと引き離しておきたかった。

2Qでじりじりと追い上げたセルティックスは、ついに逆転に成功する。ただ、内容的に見ると、それも地間の問題だったように思える。マブスにとって頼みのドンチッチが波に乗れず、ポイントは上げるものの思ったようなプレーはさせてもらえず、苦し紛れな印象が強かった。

3Qはセルティクスが引き離したかと思うと、マブスが追い上げるシーソーゲーム。クラッチシューター不在に見えたマブスでは、P.J.ワシントンが徐々に調子を上げて食らいついた。なんとか6点差まで詰めて4Qを迎えたかったところだが、セルティックスはプリチャード鮮やかにブザービーターのスリーを決めて9点差に押し戻した。これでアリーナの雰囲気も一気に再燃したので、選手のモチベーションという意味でも大きなポイントになった。

4Qも終盤までもつれ、マブスが5点差まで追い上げたものの、ここでドンチッチがこの日再三繰り返していた軽率なプレーでターンオーバーとなり、これが致命傷となってマブスにはもう気力が残らなかった。ドンチッチがこの状態では、盛り返すのも簡単ではなさそう。ベンチも含めた総合力では明らかにセルティックスの方が上なので、スターターの5人でどこまで盛り返せるか、そしてライブリーやグリーンを「穴」にしないことが今後の展開を左右しそうだ。