ＮＢＡはいよいよプレーオフの1stラウンド。ユタ・ジャズはデンバー・ナゲッツに２勝１敗とリードしています。一方、ボストン・セルティックスが２勝して迎えたマイアミ・ヒートとの第３戦で、接戦を劇的な勝利で勝ち取りました。
序盤はロースコアな展開の中、ヒートのドウェイン・ウェイド、セルティックスのレイ・アレンの両ＳＧが決めるべきところを決めてゲームを引き締めます。アレンは３Ｐが冴え、ウェイドは目の覚めるような鋭いペネトレイトで存在感を示します。一進一退の接戦で、瞬間的には差がついても、すぐに追いつくという展開。３Ｑ終盤にセルティックスが引き離し、８点のリードで４Ｑに突入です。
いったんはヒートが逆転したものの、ウェイドが失速。ハスレムもリズムを崩すプレーが目立ち、突き放せません。一方のセルティックスで終盤クラッチぶりを発揮したのはポール・ピアースでした。4/11のアレンを上回る4/10の３Ｐを決め、最後の見せ場も持って行きます。同点で迎えたラストプレー。ピアースがキープしてのワンオンワンで時間は刻々と過ぎていき、残り１秒を切ったところでシュート。放物線を描いたボールがリングを捕らえ、劇的なブザービーターでの勝利となりました。
