【ユナイテッドカップ】フランスーノルウェー

ユナイテッドカップの準々決勝、フランスとノルウェーの対戦はかなりもつれる展開に。まず女子シングルスではガルシアがヘルゴと対戦。実力から見てガルシアの楽勝と思われ、実際にファーストセットはそんなペースだったが、セカンドセットのタイブレークをヘルゴが取ってファイナルセットにもつれ込む。ガルシアは持ち前の闘争心に火がついてしまったようで、相手のファーストサービスから前に出て構える場面もあり、逆にポイントを落とす要因になっていた。

このタイブレークでも粘られたものの、最後は攻め切ったガルシアが勝利。続く男子シングルスは想定通りルードがマナリノをあっさりと下して、勝負はミックスダブルスに持ち込まれた。

フランスはダブルスの経験も豊富なガルシアとダブルスプレイヤーであるロジェ・バセラン、ノルウェーもエイケリはダブルスプレイヤーでありルードはシングルスの実力では頭一つ抜けている。

競った展開になったが、ロジェ・バセランとガルシアは揃ってサーブがよく、エースを立て続けに決めて流れを渡さない。ノルウェーはルードが会場を煽ることも含めてパワー全開でエイケリを引っ張る。一方でエイケリのサーブは明らかにフランスが狙って来ている節があり、事実そこでうまくブレークされてマッチを落とすことになってしまった。

勝ち抜けたフランスの次の相手はポーランド。フルカチュとシフィオンテクという強力なふたりが控えているので、何とか技と経験で乗り切ってもらいたい。