【United Cup】フランス―クロアチア

初日にランデルクネクとコルネで2敗して後がなくなっていたフランスは、ガルシアがマルティッチと対戦。ファーストセットの序盤は、マルティッチの力強いショットにガルシアが押され気味のまま進行した。何とかガルシアが耐えてタイブレークに突入すると、6-4でガルシアがセットポイントをつかむ。しかし、ここからマルティッチが3ポイントを連取して、逆にセットポイントを奪われてしまう。なおももつれて9-8でガルシアがセットポイントを迎え、マルティッチのセカンドサーブで大きく前に出て構えたガルシアに対し、マルティッチがまさかのダブルファーストを叩き込んでエースを奪う。ところが、ここからガルシアが2ポイントをもぎ取って、飛び上がって喜びを表現した。

そのままの勢いでガルシアが勝利を収め、迎えたマナリノとゴヨの一戦。重苦しい展開となってファーストセットのタイブレークを、5-5からミニブレークという一番嫌な形でマナリノが落としてしまう。明確なストロングポイントのないマナリノだが、それでも相手のミスを誘うように粘り強くリターンを返すテニスでゴヨの隙を突いて、どうにかセットオールに持ち込むと、ファイナルセットもブレークアップでサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。しかし、ここから消極的なテニスが裏目に出る。主導権をゴヨに握られて攻められると、逆に自ら崩れ始めるマナリノ。結局、タイブレークを落としてフランスの敗退が決まった。

僕としては、ロジェ・バセランとガルシアのミックスダブルスを楽しみに待っていたのだが、この敗退決定でガルシアに代わってポンシェを起用。遅い時間になっていたこともあり、Tennis TVでの観戦を止めてしまった。スペインも敗退してしまったので、こうなるとハルカッチとシフィオンテクを擁するポーランドを応援するしか選択肢がなくなってしまった。イタリアとのブリスベーン決勝に期待しよう。