【Disney+】ロキ エピソード3

エピソード1のエンディングで一気に興味をそそられたものの、エピソード2ではまたわからなくなってしまった「ロキ」だったが、エピソード3ではいろいろな期待が渦巻いてしまった。何よりも、ロキはアスガルドの王子。アスガルドは王国だが、それは地球ではない星にある。ディズニー傘下に入ったスターウォーズとマーベルがつながるとすれば、ソーとロキの路線でなければ後はキャプテン・マーベルガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。その中でロキは、もっともフレキシブルな位置づけにあるように感じたのだ。

このドラマシリーズでロキは時空を超えてさまざまな地点に現れるが、そんな中でスターウォーズにつながる場所、例えばタトゥイーンのようなところに姿を現したらと思うとワクワクしてしまう。王道を少し外したエンドアやマンダロアなら、かなり可能性が上がるのではないだろうか。マーベルの定石は、主人公でない脇役が複数のシリーズに同じ役で登場すること。フィル・コールソンだったり、ジミー・ウーだったり、Netflixのシリーズならカレン・ペイジやミスティが当てはまる。「いたずらの神」を標榜するロキには、このくらいのしゃれっ気を期待したくなる。

そして、このエピソ-ド3は列車の中でストーリーが展開する部分があり、それはまさに「スノーピアサー」の世界でもある。ポン・ジュノまで絡んできたらと思うと、それだけで楽しくなってしまう。そんな気持ちにしてくれるのも、ロキのキャラクターならではであり、トウ・ヒドルストンが醸し出す味がなせる業なのだ。