マンダロリアンに続いてワンダヴィジョンも終わってしまい、一週のブランクを挟んでいよいよ配信が開始された「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」。キャプテン・アメリカのシールドを受け継いだファルコンが、それを米国政府に返却してしまう。ウィンター・ソルジャーことバッキーは、心を病んでいまだに自分の居場所を探しているような状態。そんな中、米国政府が新しいキャプテンを任命するところでエピソード1は終わった。
ファルコンもバッキーも、そしてゲスト的に出演したウォーマシンことローディも決して華のあるキャラクターではないので、どう盛り上げるかが気になっていた。いきなりスターウォーズのタトゥイーンを思わせるチュニジアでの飛行シーンは、想像以上に派手な空中戦。「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に登場したフランス系の傭兵バトロックを迎えてヘリや空軍機を乗り移りながらのアクションシーンは見応え十分だった。バッキーのロマンスは、まるでハルクとブラック・ウィドウの関係のようにリアリティを感じないが、進展はあるのだろうか。
いずれにしても、マーベル映画に比べると小ネタも少なく、没入してしまうような濃い世界観ではない。そこを、これから5話の中でどう補ってくれるのか。シャロン・カーターに期待したいところではあるが、果たしてどんな展開が用意されているのだろうか。リーとヨリの登場やクレジット部分に表示される日本語の単語も気になるが、嘘くさい日本を表現されるとそれだけで興ざめになってしまうので、それだけは止めて欲しいものだ。