【映画】アイアンマン3

アイアンマン2は、期待外れだった。ローディがテレンス・ハワードからドン・チードルに代わってしまった上に、ウォーマシンとアイアンマンの戦いが延々続いてマーベルらしい小ネタも少ない。しかし、このシリーズにはハッピー・ホーガンとして登場しているジョン・ファブローが「2」で監督を務めていたところ、「3」ではシェーン・ブラックに交代し、MCUとしても新しいフェーズに入ったとのことでいまさらながら変化を期待した。

結論として「3」は非常に面白い。他の作品との目立ったタイインは少ないものの、エージェント・オブ・シールドにも登場するエリス大統領が鍵となる役割を演じたり、ハルクがエンドクレジットでトニーの問わず語りを聞かされていたりする。また、ハッピーが負傷して入院している場面で大ファンだというダウントン・アビーが映る部分や、アイアンマンが飛行機の乗員を「モンキーパズル」のように手をつないで助けるシーンなど、マーベルらしさ全開で楽しめた。3部作ではよくある、「2はつなぎ」ということなのかもしれないが、どちらかというと2から3で方向転換した印象もある。

エンドゲームでトニーは死亡し、キャプテン・アメリカは後継にファルコンを指名する。もうすぐ配信が始まるファルコン&ウィンターソルジャーは、まさにキャプテンの後継の物語なのだろうが、アイアンマンの後継はどうなるのだろう。ファルコン&ウィンターソルジャーにはウォーマシンが出演するそうだが、年代的にローディが後継にはなりにくい。ペッパー・ポッツがらみで、何か新たな展開があると面白そうなのだが…