【大分-鹿島】3万人に見せた自信

どちらも勝ちたい一戦は意外に静かに始まりましたが、終盤は壮絶な攻め合いとなり、エキサイティングな試合展開でした。鹿島は小笠原の不在とアレックスミネイロの不調が響いたか、いまいちチグハグさが拭えない攻撃。大分は2トップは抑えられたものの、吉田、根本ら二列目からの押し上げや追い越しが効果的でペースを握っていました。攻める際には、必要以上に手数をかけないということが浸透してきており、吉田の同点ゴールも深谷からの絶妙なクロス一本によるものでした。

<GK>西川:6.5(全般的には無難)
<DF>上本:6(失点シーンは詰め切れなかったが、まずまず)、三木:6(負傷交代は痛かった)、深谷:7.5(攻守に大活躍で、もはや完全に中心選手)
<MF>梅田:5.5(2枚目のイエローは不運)、トゥーリオ:6(前半はやや消えていた)、エジミウソン:6.5(サイドのサポートでも貢献)、根本:6(攻めにからんでも、精度は低い)、吉田:7(役割をこなし、得点も)
<FW>高松:5.5(起点になれず)、マグノアウベス:6(もっと中央で勝負を)
<SUB>柴小屋:6(久々の登場も無難)、西山:評価なし
<監督>シャムスカ:6(高松を引っ張りすぎという気もするが)

大分の選手たちは自信に満ちてプレーしており、鹿島に一歩も引けをとっていなかったです。ついにビッグアイで今季初の3万人を動員することもできたことだし、これで満足せず、天皇杯での鹿島との再戦ではぜひ結果を出して欲しい。