【フェドカップ】日本―スペインDay-1

北九州で開催されているフェドカップ・ワールドグループ2のスペイン戦。初戦のシングルスには日比野菜緒が登場し、ソリベス・トリモと対戦した。サーフェスは遅めのハードということで、クレーが得意なスペイン勢にも合ってしまっており、まるでクレーコートかのごとくムーンボールやスライスを交えた長いラリーが続いた。それでも、攻め手の少ないソリベス・トリモに対し、日比野が多彩な攻めで押し切る。

そして続く土居美咲とガルシア・ペレスの一戦では、パワーに勝るガルシア・ペレスのサーブに苦しめられる。ファーストサーブが入るとリターンが難しく、ブロックリターンでも勢いに押されてしまう状況では土居も厳しい。セカンドセットでワンチャンスもものにしてセットオールに持ち込んだものの、ファイナルセットはリターンゲームのマッチポイントは取れず、最後はタイブレークで攻めながら崩れてしまった。フォアハンドを軸に土居が終始攻めていただけに、勝たせてあげたかった。

ただ、これで1-1のタイ。土居はメンタルが回復していれば、ソリベス・トリモには勝てそうな気がする。日比野が好調のガルシア・ペレスに敗れたとしても、最後のダブルスには自称「ラスボス」の加藤と二宮が控える。あがり症の二宮をうまく加藤がリードできれば、余裕で勝てるはずだ。