【フェドカップ】日本―スペインDay-2

奈良くるみエスピノーザを破って王手を掛けたものの、日比野菜緒に続いて加藤・二宮組も敗れてしまい、日本はワールドグループ2残留を賭けたプレーオフに回ることになった。敗因はいろいろありそうだが、ガルシア・ペレスの評価をしきれていなかったことが最大の要因ではないだろうか。

そもそも、遅いサーフェスを選択したことで、クレー育ちのスペイン勢にとって違和感のない試合になってしまった。速いサーフェスであれば、土居美咲は勝ち切れたのではないかと思えるし、心理的にも日本にプラスに作用したのではないか。わざわざ北九州に会場を設定したことと合わせ、勝つための最善の選択になっていたかどうかを検証すべきではないだろうか。

選手の人選、試合中のコーチング、チームにおける存在感のいずれを取っても、土橋キャプテンを評価することは難しい。人材不足は如何ともしがたい状況だが、これだけのタレントを揃えながらスペインに勝てなかったのは、選手の育成の問題ではないように思う。