USオープンテニスの女子シングルス4回戦でサバレンカと対戦した大坂なおみは、ファーストセットを順調に取った後、サバレンカのハードヒットと闘志に流れを手放し、ファイナルセットにもつれ込む。この日の大坂はサーブが好調な上に読みが冴えていたのだが、テニスの流れはちょっとしたことでパートナーを変えてしまう。
ファイナルセットも最初のブレークはサバレンカ。しかし、サーブが明暗を分けた。大坂が要所でコントロールされたファーストサーブを叩き込んだのに対し、サバレンカはダブルフォルトを繰り返す。互いにポイントでは声を出し、感情のコントロールも勝負の綾になったのかもしれない。大坂の5-4で迎えた第10ゲームに0-40をしのいだサバレンカだったが、最後はまたしてもダブルフォルトで敗れた。その瞬間、ラケットをベントに向かって放り投げたのは、マナーとしてはかなり問題がある行為だと思う。