【東京国立近代美術館】ゴードン・マッタ=クラーク展

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東京国立近代美術館のゴードン・マッタ=クラーク展は、ソフィスティケートされたイメージのクールなコンテンポラリーアートが楽しめます。ただ、テーマが拡散し過ぎてしまっているので、後に記憶として残る印象は薄くなります。グラフィティの連作を都会の片隅にあるように見せてくれたり、この美術館ならではの広い空間を活かしたパラレルな展示をしたりと工夫はしてくれているものの、かえって興味が拡散してしまうのが残念でした。

ゴードン・マッタ=クラークは1970年代のニューヨークで活躍し、35歳で夭折したアーティスト。前衛的な印象もありながら、あまりアグレッシブには感じられないキッチュ感のある作品群でした。

写真撮影も可能で、SNSに投稿する場合はゴードンと作品名のクレジットを入れることが求められています。僕がざっと見たところでは、あまりその要請を満たしているものは見当たりませんでしたが…