大坂なおみがコンタに力負けした時点で、ほとんどの関係者もファンも敗戦を覚悟したのではないか。しかし、ここから奈良くるみが執念でヘザー・ワトソンを振り切り、2-2のタイで迎えたRUBBER 5のダブルス。上々の滑り出しかと思いきや、二宮真琴が緊張からかダブルフォルトを繰り返し、一気に流れは英国に移ってしまう。
しかし、加藤未唯が終始笑顔を見せながら雰囲気を作ると、セカンドセットは日本が一気に5ゲームを連取。追い上げられながらも、このセットを奪取した。そして迎えたファイナルセット。一進一退の攻防が続いていたが、連戦となったヘザー・ワトソンのプレーが疲れからか単調になったところを突いて日本がブレーク。そのまま押し切り、最後は二宮のショットがワトソンとコンタの間に落ちて勝負は決した。