【アイスホッケー】女子はオリンピック6位

終戦となった5位決定戦は見ていないのだが、順位決定予備戦は予選リーグで当たったスウェーデンとの再戦。惜敗した相手だけに、リベンジが期待された。スマイルジャパンが大沢のゴールで先制したかと思いきや、スクリーンに入っていた米山がクリーズ内でプレーしたと判定されてノーゴール。ただ、ペナルティにはならずゴールが取り消されただけで、不可解な判定だった。

その後、2ピリ開始早々のパワープレーでゴール前に詰めていた小池が押し込んで先制したものの、絵に描いたようなショートハンドゴールを決められて追いつかれた。そしてそのまま60分が終了し、オーバータイム。NHKの実況は当初レギュレーションを「3on3」と紹介していたが、実際はアジアリーグと同じ「4on4」。フィールドプレーヤーが1人ずつ少ないのでスペースができ、ゴールが生まれやすい。NHKの実況はサドンビクトリーであることも説明しなかったように思うが、このあたりはしっかりと視聴者に示してほしいものだ。

オーバイタイム3分に、先ほど失点に絡んでしまっていたDF床亜矢可が豪快なショットを叩き込み、スウェーデンゴーリーの左脇を抜けてゴールに突き刺さる。こんな劇的な勝利が待っていたとは、誰が思っただろう。喜びのあまり氷上で跳ねる床に選手が駆け寄る。山中ヘッドコーチは選手とは少し距離を置いたところで、スタッフと喜び合っていた。コリア合同チーム戦の初勝利に続き、オリンピック2勝目は本場北欧のスウェーデンから。非常に価値のある勝利だった。