準決勝第1試合の東北フリーブレイズと王子イーグルスの試合を、NHKの録画で観戦。フリーブレイズはアジアリーグでは開幕から18連敗で、ようやく初勝利を挙げたばかり。昨日の準々決勝でも、明治大学を相手に延長で辛勝という綱渡りだけに、正直期待していなかった。ところが、いきなり田中遼のゴールで先制すると、高木のゴールで追いつかれたながらも佐藤翔が決めて再びリード。しかし、ここから中島と高橋にゴーリーの肩口を抜かれて逆転を許してしまう。このまま終わりそうな予感がした3ピリだったが、フリーブレイズがゴーリーの古川を上げて6人攻撃に出ると、残り30秒に人里がゴール前の跳ね返りをバックハンドで押し込んで追いついた。
そして迎えた3on3のオーバータイム2分39秒に、DF河合とFW田中豪からパックがFWセイントピアにわたり、ゴール裏から回り込んで押し込んだ。アジアリーグのデミョン戦をストリーミングで観戦したときは、攻守ともにバラバラでアマチュアチームのようなプレーだったが、今日は勝利への執念がにじんでいた。相変わらずミスは多かったが、王子も決して万全ではなく、不調のフリーブレイズ相手に油断もあったのかもしれない。
明日の決勝は栃木日光アイスバックスとフリーブレイズの一戦。今日の勢いをそのまま持ち込めればよいが、田中豪や河合ら主力にベテランが多いので疲労の回復が心配だ。「守ってカウンター」のような展開になったときにはベテランの経験とスキルは期待できるだけに、まずはしっかりディフェンスしたい。明日は気性の荒いアイスバックスの応援団が、東伏見に大挙押し掛けることだろう。
