【バンクーバー】アイスホッケーの激闘

日本チームが出場していないから、純粋にトップレベルのプレーを堪能できるということで、アイスホッケー男子の観戦を楽しんでいます。NHKのBS1では、連日試合を放送してくれるのもありがたいところですね。

まずはアメリカ対スイス。アメリカが個人のパワーに物を言わせて、2ピリまでに3-0とリードします。アメリカはシュートブロックにも気合が入っていて、結構本気で勝ちに行ってた気がします。スイスは1点を返して2点ビハインドになっても、最後までゴーリーを上げませんでした。それだけディフェンスに不安があったんでしょうね。

続いてフィンランドベラルーシです。フィンランドも個人技ではあるけれど、パワーではなくテクニックで得点を重ねます。ベラルーシもどうにか1点返しましたが、人数がイーブンでもパワープレイみたいな状況になっていて、フィンランドのパワープレイでは2メンアドバンテージかと思うほど勢いに差がありました。結局5-1でフィンランドの大勝でした。

スロバキアとロシアの対決は、優勝候補と目されるロシアがキャプテンのモロゾフがゴールを決めて先制したものの、どうにも連携が悪い。パスレシーブが乱れるあたりは、まるでアジアリーグを見ているようでした。スロバキアが追いついて、そのまま延長へ。ゲームウィニングショットではオヴェチキン頼みのロシアが結局後手に回り、意外にも敗戦してしまいました。

ベラルーシスウェーデンは、ダイレクトのパス回しが冴えるスウェーデンが3点を先取すると、ベラルーシは守りを固めてカウンターに活路を見出します。ベラルーシが2点を返し、流れが完全に変わったかと思った終了間際に、アルフレッドソンがこの日2点目をこれまたダイレクトプレーで決めて、トリノのチャンピオンが勝利をもぎ取りました。

まだ見ていないカナダとチェコ。カナダにはサンノゼ・シャークスのマーローやソーントン、ニュージャージー・デビルズのブロデュアと僕にとってはNHLで生で見た選手が揃っています。チェコも大ベテランのヤーガーがいるので、どちらも目が離せません。