序盤はハルラが押し込む展開。1ピリ8分にハルラが先制すると、その後も前線からの激しいプレッシャーでクレインズの攻撃を分断する。シュート数はあるものの、一人で持ち込んでという形が多く、ダルトンを崩すところまでは行けないクレインズ。しかし、2ピリ5分に大澤がスラッシングでペナルティキリングという場面で、ハルラのシュートがダフってしまってこぼれたところを西脇から上野に渡ってダルトンの肩口を抜くショートハンドゴール。これで流れが変わった。17分には、ハルラがハイスティッキングでクレインズのPPとなった直後、ラベッキオが遠目から叩き込んで突き放した。
3ピリに入るとハルラに焦りが見え始めたが、14分にホールディングでボックスに入った重野が戻り、その時点でPPとなったためにそのまま残ってプレーしていたのだが、左サイドからの西脇のパスをゴール前で合わせて決定的な3点目を奪った。
韓国人のレフェリーということもあってか、クレインズには厳しいジャッジのようにも見受けられたが、決めるべきタイミングできっちりと結果を残すところにクレインズらしさを感じる。若い高木や羽刕も良い動きをしており、プレーオフでも勝負強さを発揮しそうだ。