【Countdown Japan16/17】12/30レポート

カウントダウンジャパン16/17の、僕にとっての2日目はストレイテナーで始まった。前回聴いたときは抑え目なステージだったが、今日はホリエアツシも「ダンスナンバーを」とMCで語っていたようにノリ重視のセットリストだった。定番の「From Noon Till Dawn」からテナーもオーディエンスも全開。期待していなかった「冬の太陽」も演奏してくれ、最後の「シーグラス」までダンサブルなチューンが続いた。ホリエのMCは明らかに進歩していたが、「幕張、踊ろうぜ!」という台詞はまるで今回は出演していないナッシングスの村松拓がのりうつったかのようだった。

テナーが40分で終わったので、急いでムーンステージに移動すると佐野元春&the COYOTE BANDの終盤。ラストの「アンジェリーナ」に間に合って、シングアロングできたことで十分すぎるほどだった。

そして、続いては東京スカパラダイスオーケストラ。今回はHi-Standard横山健が全曲に参加した。曲を知らなくても強烈なリズムと演奏技術で十分に楽しませてくれるプロ集団。横山の楽曲とボーカルも、思った以上にハマっていた。プレイヤーとしてだけでなくエンターテイナーとしても一流のメンバーなので、とにかく楽しいステージだった。ただ、それだけにホーンセクションのフレーズがイマイチ聴き取りにくかったのは残念だ。

この後のスケジュールは決めていなかったのだが、人の流れに乗って入場してしまったギャラクシーステージでフジファブリック。何といってもBOBOの叩くバスドラが、内蔵にズンズン響いてきたのが心地よかった。楽曲も聴きやすく、落ち着いたMCも好感が持てる。山内総一郎はギターやキーボードにはセンスの良さと高い技術を感じるのだが、いかんせんボーカルは下手だ。発声も音程の取り方も、プロとしては物足りない。

本当はBIGMAMAUNISON SQUARE GARDENも聴きたかったのが、体力面と所用のためMONOEYESがラスト。サウンドチェックでWhat I Left Todayを演奏したところからオーディエンスは盛り上がり、スターウォーズのテーマに乗せてステージイン。My Instant Songや明日公園でなど、シンプルなロックで疾走した。スコットのMCも冴え、細美一色ではなかったのは意外。楽器のフレーズはハードなのに歌詞がリリカルなのは、まさに細美ならではの色ではある。細美のMCが長すぎて2分押してしまったのはご愛嬌だが、そのあたりも確信犯のようだ。