【承天閣美術館】伊藤若冲展

京都・相国寺承天閣美術館での伊藤若冲展は二部制で、前期はこの前の週末までの開催でした。土曜日に訪れたのですが、会期末だけにかなりの人出。ただ、靴を脱いで上がる形式の展示室ということもあって、自分や他人の足音が気にならないので、混んでいてもそれほどストレスは感じません。気候が暑かったのは、ちょっと想定外でしたけどね…

第一展示室は若冲らしい派手な色彩の複製画ですが、「コロタイプ」という特殊な技術を用いていて、原画のような迫力を感じます。そして第二展示室が肉筆の水墨画という構成なので、若冲の作風を概観しつつ色遣いやデッサンを十分に味わえます。点数も少なくないので、見応えもありますよ。

承天閣美術館では、引き続き後期の展示が12月15日から始まります。本邦初公開の「鸚鵡牡丹図」も見られるとのことで、ぜひこちらも鑑賞したいですね。年末年始の休館を挟んで、5月下旬までの開催になります。