「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」という邦題がつけられた2002年の作品は、原題では「My Big Fat Greek Wedding」と「ギリシャの」という意味の形容詞がついています。今回のミラノ旅行のパリから羽田への帰国便で、日本未公開の続編「～2」を見ました。
ギリシャ女子の努めは、ギリシャ男子と結婚して子どもをもうけ、なおかつ親の面倒を見ることだそうで、その「戒律」を親から押し付けられるトゥーラの生活を描いたコメディです。まるで日本の田舎の大家族のように、共同体として生きる一族の姿が懐かしくもあり、鬱陶しくもあります。自分がこんな境遇だったら、きっと耐えられないでしょうね。
製作には、僕の好きな俳優でもあるトム・ハンクスが妻のリタ・ウィルソンとともに名を連ねていますが、リタの母親がギリシャ移民なのだそうです。ギリシャ人の特徴になじみがないだけに、日本ではなかなか受け入れられない作品だとは思いますが、シンプルでわかりやすい内容なので「Greek」を省いてもあまり問題はなさそうですね。
