2009年1月30日に日本公開が予定されている「マンマ・ミーア！」を、グアム（ヤップへの乗り換え地）に向かうコンチネンタル航空の機内で見ました。ミュージカル版を見たいと思いつつ結局見ていないままなので、話の筋もよくわからないままの英語音声でしたが、ミュージカル映画だけにわかりやすく仕上がっています。
ご存知の通り、アバのヒット曲に乗せてストーリーが展開していくのですが、ストーリーとアバの間に関連があるわけではないので、多少無理やりな印象は残ります。それでも聞き覚えのある曲が次々と流れてきて、あまり深く考えなくても楽しめる構成は気軽に見るにはいいですね。主演のピアース・ブロスナンはジェームズ・ボンドのイメージで見ると、大きく裏切られるキャラを演じています。メリル・ストリープは、こんなコミカルなコメディエンヌのような役を演じられるんだなあと、妙に感じ入ってしまいました。
舞台はギリシャの小島。端役にはギリシャ系の役者も登場するけれど、メインの登場人物、英語での進行などということを考えると、地中海の雰囲気はあまり感じられません。そういう意味では、この設定にはやや難があるといったところでしょうか。ただ、細かいことを気にしなければ、ポップなメロディに身を任せて楽しめる作品だと思います。
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