【ソチ2014】アイスホッケー米国vsロシア

ソチオリンピックのアイスホッケー男子がいよいよ始まり、予選リーグの米国―ロシア戦をNHKが中継してくれました。僕は世界最高峰のリーグを持ち「勝って当たり前」の空気がある米国チームが、どうしても好きになれません。バンクーバーのときも、決勝ではカナダを応援していました。

試合は序盤からロシアがペースを握りながらも、両チームともディフェンスの寄せが早く、緊迫した展開に。オフサイドやアイシングも少なく、あっという間に時間が経過してゆきます。ロシアはパワープレイでオヴェチキンを下がり目のポジションに置き、スラップショットで狙わせます。戦術としてはわかりますが、ちょっとワンパターン過ぎて、ゴーリーのクイックを中心とした米国の守備を崩せる感じはありませんでした。

ロシアが先制したものの、米国が逆転。ロシアがダッチュクの2点目で追いついて、メドベージェフのゴールで逆転したかに見えましたが、これはビデオ判定でノーゴール。女子の日本―ロシア戦でも微妙な判定があったようですが、この手のトラブルはパックスピードの速いアイスホッケーには、どうしてもついて回ります。

60分では決着がつかず、4on4の延長もスコアレスでGWSに突入。サッカーのPKと違ってアイスホッケーのGWSは決まらない確率が高いのですが、この日は見事にコースを突いたショットばかりでした。米国はオシーが何度もショットを決め、もつれた展開に終止符を打ちます。全体的にパスレシーブの正確さや、バックドアを狙う動きなど、なかなかテレビでは見られないハイレベルな内容を堪能しました。