【東京都美術館】モネ展

上野公園の東京都美術館で開催されているモネ展は、かなり混雑しているという情報があったので、平日を狙っていました。しかし、仕事の都合でなかなか休みが取れず、仕方なく日曜日の朝イチに訪れることになりました。やはり噂通りの混雑で、9:10に開門前の列に並んだときは200mくらいの列ができていました。

9:20に門が開いて列が動いてからはスムーズで、9:30には入場できたのでストレスは感じませんでした。ちなみにチケットはファミマで購入したのですが、当日券窓口で買ってもあまり時間的な差はなかったようです。

入場すると、B1の展示はあえて飛ばして1階の「印象、日の出」へ直行します。この作戦は成功して、10人もいない環境でじっくり鑑賞できました。シンプルな筆致で表現された淡い色彩はモネの他の作品と比べても特徴的。それでいて、強いオーラを感じます。

そして2階には、モネが白内障を発症した後の作品があります。睡蓮を扱っていても、それまでの深い緑を使った落ち着いた画風ではなく、赤を多用したコンテンポラリー風に見えました。彼の目にはどんな色彩が映っていたのか。そして、これらの作品はモネにはどんな色に見えていたのか。とても興味を持つと同時に、せつなさを感じました。

なお、「印象、日の出」の出展は10/18までで、10/20からは「ヨーロッパ橋、サン=ラザール駅」が展示されます。