【三菱一号館美術館】ワシントン・ナショナル・ギャラリー展

土曜日に丸の内の三菱一号館美術館で開幕したワシントン・ナショナル・ギャラリー展。いわゆる有名な作品はないものの、質の高い作品が並んでいます。今回の展示は実業家の娘であるエイルサ・メロンのプライベートコレクションで、ワシントンでも常設展示はしていないとのこと。日本で鑑賞できる貴重な機会です。

一番気に入ったのは、モネの「草原の夕暮れ、ジヴェルニー」ですが、ボナールの描いた楽しそうな風景や、ブーダンの目に写ったであろうカラフルな色彩が印象に残りました。また、ガの描いた踊り子の型が様式化されていることや、ルノワールの女性のイラストを思わせるタッチも、あらためて実感できました。

僕はボナールの描く独特な人物画は苦手なのですが、彼が風景を描くときのきらびやかな色彩は素敵ですね。同じように独特な画風のヴュイヤールは、心の不安を表したような緑色の使い方が好きです。

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