【Bunkamura】夢見るフランス絵画

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渋谷のBunkamura、ザ・ミュージアムで開催されている「夢見るフランス絵画」は、オフィスに近いのでいつか行けるだろうと思っているうちに今週末で終わりになってしまいました。展覧会のタイトルからして、何が見どころなのかつかみにくかったのですが、「フランス」という日本では西欧への憧憬の象徴ともいえるコンセプトを見せるのだろうと感じていました。
 
展示内容としては、印象派でも王道のルノワールやモネに加えて、鮮やかな色彩のユトリロ、ファンタジックな作風のローランサンシャガールブラマンクらの作品を交えて、「日本人が憧れるフランス」の世界観をうまく表現しています。
 
それでも、アートファンとして満足かというとそうではなく、コアのない物足りない展示に思えてしまうのです。画家の特性や作品のアプローチに統一感とか方向性というものが見当たらず、作品の醸し出す雰囲気だけをつないでいるのです。キュレーターの意図はよくわかるのですが、「それで?」という感じなのです…