【パナソニック汐留ミュージアム】パスキン展

パナソニック汐留ミュージアムで開幕した「パスキン展」を鑑賞しました。この美術館はパナソニックショールームの上層階にあるせいか、同じフロアに商談用のテーブルがあり、アートを楽しむにはあまり適切な環境ではありません。

さて、僕は実はジュール・パスキンという画家は知りませんでした。しかし、この展覧会で感じたパスキンの「パリらしいエスプリに、スラブ文化のエッセンスが加わった」雰囲気がかなり気に入りました。目に見えたものをレタッチしたというか、インスタグラムのフィルターをかけたような作風が好きです。デッサンにはメッセージが込められており、こちらも見応えがあります。

裸婦を扱った作品も多いけれど、パスキンにとって着衣かヌードかは大きな問題ではないのでしょう。どちらにしても彼は、描く対象の表面と捉えていたような気がします。それほどまでにエロさのない、ニュートラルな印象なのでした。

いずれにしても、新たな気の合う友人と知り合ったような、そんな気分になれた一日でした。

http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/15/150117/