【損保ジャパン東郷青児美術館】クインテットⅡ

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日本の美術館では珍しい「撮影可」に惹かれて、内容にはあまり期待せずに訪れた損保ジャパン東郷青児美術館の「クインテットⅡ」。富岡直子、平体文枝、岩尾恵都子、水村綾子、山本晶というラインナップの5人の女性画家が描く作品は、一言で括れば抽象です。
 
しかし、ほぼ共通している色彩で見せる手法は、僕の中ではロスコや秋岡美帆、バヴィエラにつながり、部屋に置きたいくらい気に入りました。こういうシンプルに意味をこめられた色彩は、飽きが来ないのです。
 
ただ、ちょっと気になったのは、展示会場で聞かれた「きしみ音」でした。初日のせいか、会場のボードがギシギシと音を立てていて、来場者がそれほど多くない静かな空間には、不気味に響いていました。