【実践の英語】リファレンス・レター

日本企業では考えられないことですが、外資では前の職場の上司に「次の仕事を得るための推薦状」を欠いてもらうことが一般的です。あらかじめ、求職者が履歴書(resume/ CV)と一緒に提出することもありますが、多くの場合は企業側から求められて推薦者のコンタクト情報を出します。「references available upon request(推薦状を出す用意があります)」と履歴書に記載することも多いですね。

この推薦状のことを、「reference letter」と言います。企業によっては定型のフォームがあって、求職者から提示されたコンタクト先に、そのフォームを送りつけることも。場合によっては、電話で推薦者にインタビューすることもありますね。外資系企業で人事を担当していた頃は、この電話インタビューを電話でやらなければならないことが、面倒で嫌でした…

「reference letter」に必ずと言ってよいほど書かれる内容に、「この求職者は優秀なので、機会があったらまた一緒に仕事をしたい」という一文があります。英語では「I would willingly re-employ her if the opportunity arose」のような表現ですね。こんな「出戻り」も、退職したら「裏切り者」扱いされるような日本企業では、なかなかあり得ません。