【人事の話】最新労働マーケット事情

この情報は人事部員としてではなく、転職活動をしている一求職者の立場で得たものです。もう何社もの人材エージェントと面談し、いろいろと情報交換をしていますが、昨年末から今年の春先にかけて求人件数が急激に減っているようです。エージェントを使った求人は特に外資系企業で一般的ですが、アメリカ系企業を中心にサブプライム・ローン破綻の問題も影響している模様です。

ただ、求人が冷え込んでいるのは米国系に限らず、欧州系や日系も含めて同じような傾向にあるとのこと。グローバル経済の拡大によって、アメリカがひいた風邪はあっという間に全世界に感染したしまうということなのでしょう。僕の実感としては、特に上位の役職(ディレクター、マネージャー)の求人が大きく減少しているようです。かつてはかなりの求人広告が出回っていた経理・財務系でも、あまり勢いを感じない程度になっていますね。そんな状況の中では、IT系・ウェブ系は比較的数が出ているようにも思います。

上位の役職については、ひとりが退職すれば、そのポジションを埋めるために採用が始まり、そのポジションに他の企業の役職者が採用されれば今度はその企業が採用を始めるという連鎖反応があります。僕の専門である人事の他に、経理や法務なども比較的狭い世界の中で人の大移動が起きる時期があるのです。

ただ、それをひたすら待っているわけにもいかないので、僕自身も早く仕事を決めないといけないんですけどね…