【アニラオダイビング】コアラ&カテドラル

いよいよアニラオでのダイビング。ところが低気圧の通過で波が高く、パシフィコアズールリゾートの前からは船が出せません。ダイバー6人とスタッフでジプニーに乗り込み、入り江の桟橋まで移動してバンカーボートで出船です。

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#1: コアラ / 水温29℃ 透明度20m 最大深度18.8m 潜水時間49分

1本目はコアラ。波が高いので、バックロールでエントリーしたらすぐに潜降開始。10mほどの海底に着いてすぐに、見たかった魚のひとつハタタテハゼ(画像)が早くも登場してくれました。透明度はあまりよくないという事前情報でしたが、小雨という天候の中ではよく見えていたと感じました。サンゴも元気だし、ハナゴイやキンギョハナダイなどが乱舞していて、ワクワクするような気分になれます。

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大物ではイソマグロのような魚や大型のフグ、小物ではジョーフィッシュ(画像)が印象的でした。ジョーフィッシュは穴から顔だけ出していて、すぐ引っ込んでしまいます。何度かフラッシュをあてて撮影していたら、出てこなくなってしまいました。ガイドのコース取りもよく、終盤は自然に5m近辺に誘導してくれ、サンゴに群れる魚を見ながらの安全停止です。波でエキジットも苦労しましたが、満足の1本でした。

#2: カテドラル / 水温309℃ 透明度20m 最大深度22.3m 潜水時間49分

水面休憩していると、一瞬バラクーダのような大きい魚がトビウオのようにジャンプしたのには驚きました。そしてカテドラルで2本目。ここは、サンゴの根の間に十字架の碑が沈んでいます。この十字架は、ダイバーでもあるラモス元フィリピン大統領によるものだそうです。

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アニラオの海はマクロ天国と言われますが、特に目に付いたのがウミウシ。ミゾレウミウシやシンデレラウミウシ、アンナウミウシ(画像)があちこちに、それも集団でいたりします。ほかにはヤマブキハゼや各種クマノミも見られ、チョウチョウウオくらいでは撮影意欲が湧かなくなってしまうほどです。

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そして、こちらの画像はハナヒゲウツボの幼魚。中央に口を開いたような形の黒い魚が穴から顔を出しているのが見えますか? ウツボとエビが狭い根の隙間で押し合っている様子やホンソメワケベラのクリーニングなど、ネイチャーシーンも楽しめます。

ダイビングを2本終えてショップに戻ると、波高のせいか疲れてしまい、先日の川奈での失敗もあったので午後は潜らずに部屋でのんびり過ごすことに。ところが午後はずっと停電で、エアコンの効かない部屋で読書と昼寝で過ごすことになりました… それもまた、楽しかったですけどね。