日本航空が経営危機で、外資との提携を模索しているようです。最初に名前が挙がったデルタは、ノースウェストを買収して「世界最大」の称号を得た航空会社。デルタが所属するアライアンスの「スカイチーム」からは、大韓航空とエールフランス／ＫＬＭも資本提携の話が出ていますね。
スカイチームからは、コンチネンタル航空が脱退することが既定路線でもあり、太平洋路線の補完という意味ではＪＡＬの加入は歓迎されることでしょう。僕はスカイチームのノースウェストのワールドパークス（間もなくデルタのスカイマイルに統合）とＪＡＬマイレージバンクに加入しているので、統一されるには悪いことではないです。
一方、現在ＪＡＬが参加しているワンワールドのアメリカン航空も、名前が挙がっています。現時点でＪＡＬとコードシェア便を飛ばしているという点では、アメリカンに有利な要素もあります。いまやナショナルフラッグキャリアとして、国の象徴としての航空会社が存続するのは非常に難しい時代。ヨーロッパでもオランダのＫＬＭとエールフランスが統合したり、ベルギーのサベナの国際路線がスイスエアに売却されたりしています。ＪＡＬとＡＮＡの2社体制も、もしかしたら限界なのかもしれません。
