【ヤップ旅行記4】海と島と歴史

帰国する飛行機は翌日未明の4時発なので、ダイビングができるのはフライトの18時間前の朝10時まで。ということで、この日は7時出発で1本だけのダイビングに同じ飛行機で帰るMさんと向かいました。天気はすっきりと晴れ、透明度も抜群です。マンタもグレイリーフシャークもアジの群れも、見たかったものは最後にもう一度すべて見ることのできる充実の1本。これが僕の通算30本目になりました。

#1: Miil's Channel / 水温30℃ 透明度30m 最大深度19.4m 潜水時間50分
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ホテルで着替えて、ガイドのユキさんの車でMさんと僕は州都コロニアへショッピングと観光に出発。まず「オアシス」でランチですが、豚肉のグリルに刺身、タロイモなどがついて5ドルでした。このレストランには、ヤップで働いている日本企業の方や青年海外協力隊の隊員さんも多く訪れていました。市内のスーパーにはインスタントラーメンや米、醤油や駄菓子まで日本の製品がありました。数軒しかないお土産物屋を回って、ホテルへ戻る途中に丘の上のビューポイントへ。
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そして、まだ儀礼的な意味で流通しているという石のお金(石貨)のある村を訪れます。このお金の価値は大きさや重さではなく、「いかに苦労してパラオから切り出して運んできたか」によって決まるそうで、持ち主のプレゼンスキルによっても大きく左右されるとのことです。村の子どもたちはとても素朴で、車で通りかかる僕たちに興味深そうな視線で手を振ってくれました。
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短い滞在でしたが、ダイビングや移動中のボートから海を満喫し、テレビも電話もない自然な生活に意外にも馴染んでいる自分に驚き、現代文明を享受しながらも伝統を残している生活に刺激を受けました。近いうちにまた訪れたくなるような、ここはそんな素敵な「秘密のリゾート」です。