【bjプレイオフ】東京アパッチ力尽きる

とにかく序盤から大阪エヴェッサ東京アパッチのディフェンスがガチガチと音を立ててぶつかり合うような展開で、1Qの4分経過した段階で1-0と、まるでサッカーのようなスコアだった。前半を終えても26-26と、めったにないようなロースコア。そんな中、東京は青木康平を目の負傷で失ってしまう。

東京はここ数試合、ヘリコと城宝が不調で、ニックも一発で決めきれない状態。そんなアパッチを支えてきたのはディーン、デミオン、ダレン、岩佐といったバイプレイヤーたちだった。言い換えれば、絶対的なエースが不在で3Pを確実に狙えるシューターもいなくなってしまった。そんな状態で最終的には10点差をつけられてしまったとはいえ、選手の奮闘を称えたい。最後の試合で力を発揮できなかった康平は、本当に残念な思いだっただろう。

ところで、この試合の運営に僕は大きな不満を感じた。3位決定戦が終わるとチームシートの入替を行うため、自由席で観戦していてもチームシートに移動するのがかなり面倒だと昨日の経験で知っていた。だからこそ、3位決定戦の終了を待ってアリーナに入ろうとすると、「客出しが先だから、今は入れない」という。それは理解できる。それなら「何時になれば入れるのか」と係員に聞いても「わからない」の一点張り。しかも、ファイナルのイベント開始は15:30と告知しているのに、もうその時点で15:26だったのだ。

責任者を呼べという僕に、苦情は総合案内所でと繰り返していた係員がやっと動きはじめたが、誰を探しているのか聞くと「bjリーグの中野社長が責任者だから」と言うではないか。責任者には違いないが、こんな苦情を社長にエスカレーションしようとする社員には飽きれてしまった。

しかも、彼は管理運営会社「シミズオクト」のアルバイトらしく、結局シミズの青いジャンパーを着た男が出てきた。そこでも埒が開かずにいると、たまたま近くにいたリーグの関係者が適切な謝罪と説明をしてくれたので、その場は収まった。しかし、客出し・客入れのタイムスケジュールを現場が知らないなんて素人以下。そんな会社がほぼ独占的にスポーツや音楽興行の管理を任されている日本の現状に、気が遠くなる思いがした。