【bjリーグ】エース不在の東京アパッチ

昨シーズンのbjリーグはまったく生観戦できなかったので、2シーズンぶりの観戦となった埼玉ブロンコス東京アパッチ@所沢。チームはすっかり変わっていました。アパッチもブロンコスも、チームとしての動きにフォーカスを当てている印象で、以前に比べて「楽しませる」よりも「勝負を見せる」バスケに変化してきています。

今季のアパッチの目玉は、NBAシアトル・スーパーソニックスオクラホマ・サンダーに所属していたセンターのロバート・スウィフト。リバウンドでは強さを発揮していましたが、ブロンコスもサイズのあるブラウンをぶつけてくると苦労していました。FTも外しており、スタミナ面でも不安があることから、絶対的な存在ではありませんでした。その意味では、アパッチにはかつての"ヘリコプター"ハンフリーやニック・デービスのようなエースがいませんね。満遍なく点は取れても、ここぞというときにインサイドで体を張れる選手がいないことが致命的です。

ここ数試合不振だった青木康平は今日も序盤はシュートタッチが不安定でしたが、いいところで3Pが決まると、クラッチぶりを発揮して健闘していました。イートンがPG、康平はSGという使い方にボブ・ヒルHCがこだわっているようですが、イートンが個人技に走ってしまう傾向があるので、もっと康平に自由にやらせて欲しいです。

試合はシーソーゲームのまま4Qに突入しましたが、3Qの50-50という場面でボブ・ヒルが喫したテクニカルファウルによって、両チームの間で揺れていた流れを手放してしまった結果に。ジョー・ブライアント以来の伝統ではありますが、もう少し冷静に対処して欲しいものです。