【bjリーグ】仙台自滅で東京逃げ切り

仙台89ersのホームゲームに臨んだ東京アパッチ。いきなりヘリコがアリウープを見せるものの、1Qは城宝の強引なプレーが攻めのリズムを分断してしまい、なかなかリズムに乗れません。しかし、輪をかけてオフェンスが冴えなかったのが仙台。アウトサイドは入らないし、インサイドに持ち込めばアパッチの守備にかかってターンオーバー。2Qに入ると、アパッチのオフェンスに調子が戻ってきます。

3Qまでに14点差をつけて楽勝かと思いきや、4Q前半は仙台の勝利への執着に押されたか、アパッチの集中が乱れがちになってきます。BSフジの実況によれば仙台・浜口HCが選手に言ったとされる「6点差まで詰めればチャンスはある」という言葉通り、ついに仙台は6点差に。勝負を分けたのは、微妙な判定に必要以上に異議を唱えてしまった仙台・志村と浜口HCが取られたテクニカルファウルでした。

アパッチは青木康平と城宝の飛び道具がいまいち機能せず、康平得意のFTも落とすような状態。流れを失いそうな場面で決めたヘリコとジュリアス・アシュビーのダンクが、アリーナの空気を効果的に変えていたように思います。東京に不利な判定でも選手もHCも気持ちを抑えていた一方、それができなかった仙台が自滅してしまったということなのでしょう。スコアは83-72と全体を通してミスの多いロースコアゲームでしたが、アパッチの守備は3Qまではいい感じで回っていたことは評価したいですね。