【パリ】オペラ座バレエ「パキータ」@ガルニエ

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ストラスブールから、TGVでパリに移動しました。TGVでは昨日脱線事故があったらしいですが、パリ到着後にその事実を知ってちょっとゾッとしましたよ。さて、今日のハイライトはオペラ座(オペラ・ガルニエ)でのバレエ鑑賞です。

オペラ・ガルニエは伝統ある劇場で、あのミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台にもなったところです。ホールの天井画はシャガールが描いたもので、重厚な内外装だけ見ていても十分楽しめてしまうほど。日本人観光客も多かったけれど、地元のブルジョワ風奥様たちが主流で、ヨーロッパの劇場らしい上質な空間を味わいました。

バレエの方は、主役のマリー・アニェ・ギヨーの体育会系の技は見応えがありました。回転モノが得意のようで、高速ピルエットの部分ではオケも演奏のテンポを一気に速めるなど、オケとの息もぴったりです。ただ、相方の男性はやや息切れしつつの演技で、コールドの男性陣に至ってはかなり技術にばらつきを感じました。日本のバレエ団ではこれほどの数の男性ダンサーを集めるのは難しいだろうなと思わせるほどの布陣だったので、まあ仕方ないところかもしれません。

海外のバレエ団を鑑賞するといつも感じるのですが、日本のバレエ団ほど振り付けが揃っていないんですよね。あまり揃えることに気を使っていないのではないかと感じるほどで、松山バレエなどを見慣れていると、どうしても違和感が拭えません。