【バレエ】ミハイロフスキー劇場の白鳥

東京国際フォーラムのホールAで、ミハイロフスキー劇場バレエの「白鳥の湖」を見てきました。バレエは3年前にパリのバスティーユパリオペのシンデレラを見て以来です。大晦日テレビ東京シルヴィ・ギエムの引退公演でもあるジルベスターコンサートを放送していたのに、気づいたときはすでに終盤だったという出来事があって、悔しさのあまりバレエの公演チケットを勢いで取ってしまったのでした。

今日の主演の二人は手が長くて、見るからに優雅なダンサー。勢いで押すのではなく、空中や回転中でも安定感がありました。低速での動きでもしっかりとポジションが取れるのは素晴らしいですね。見せ場でもあるオデットとオディールの演じ分けも、なかなか見事でした。ただ、オディールの32回転はちょっと中盤が危なっかしかったのですが…

ロシアなど海外のバレエ団はコールドが日本ほど揃っていないけれど、しっかりしたスキルで個性があるから見応えがあります。オケも弦と木管は音に深みがあって聴かせてくれました。金管は苦労していた感じですが、このような編成でオケピからの音なので、まあ仕方ないところでしょう。