【ジョイ・カードウェル】ア・ビューティフル・ライフ

最近の僕は、タワーレコードで試聴して新しい分野を開拓しているのですが、この日は女性ハウス・シンガーであるジョイ・カードウェルの「A Beautiful Life」を購入しました。ハウスって、シンプルでキャッチーなリフをベースにファンキーな音が乗るジャンルで、バスドラの四つ打ち、つまり1小節に4つドンドンドンドンと入る音がグルーヴ感を引き出します。

僕の中では割とクールでとんがった音という印象があったんだけど、このアルバムは実に肩の力が抜けていて、いい感じです。無理せずに、音楽を楽しもうとでも言いたげな音が空気のような存在感で耳というより、体を突き抜けます。#2の「Celia/ A Beautiful Life」は、ワクワクするような躍動感のある佳作です。ジョイの声はクリアな上に、あまり自己主張をしないので、BGMにも最適ですよ。

そして、日本人にとってもうひとつのこのアルバムの目玉は、#7「Sweet Dreams」でしょう。ご存知サントリー・ペンギンズバーのCMソングでもある、松田聖子の曲です。そこはハウスだけにしっとりと聞かせるのではなくテンポよく仕上げていますが、これはこれでなかなかに味があるんです。これから夏に向けて、ドライブのお供にも連れていきたい一枚です。

http://www.joicardwell.com/