以前から聴いてみようと思いつつ機会がなかったNe-Yo（ニーヨ）。先日、渋谷の宮益坂の屋外モニターで彼のＰＶが流れていて、新譜「Libra Scale」が10/27発売ということだったので期待していました。ちょうどプロモーションで来日していますが、お高くとまらずに気軽な礼儀正しさを持った好青年という感じですね。
さて、このアルバムの序盤は、やや予想外にミドルテンポの曲が続きます。一昔前なら「アダルト・コンテンポラリー」というジャンルに括れそうな、おしゃれな雰囲気です。シングルカットされている#1「Champagne Life」は、特に上品な印象ですね。後半はダンサブルなナンバーに移行し、Ｒ＆Ｂにユーロビートの要素を散りばめたような心地よさがあります。中でも、#9「Beautiful Monster」の楽曲としての出来は秀逸。日本版にはボーナストラックとしてリミックスバージョンも含まれていますが、こちらの方がよりユーロビートっぽくノリを演出しています。
まだまだ聴き込んではいないので、これからも新しい魅力が発見できそうな気がします。タイトなバスドラの使い方などにもセンスが感じられ、音楽性の高さを印象付ける一枚でした。
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/ne-yo/disco/uicd6181.html
