【人事の話】会議の気分転換

日本企業だと、会社で会議や研修中の個人作業などの時間に中座してトイレに行くだけでも、すまなそうな顔をしたり、誰かに断ったりしませんか? これがアメリカ人の場合は、突然立ち上がっていなくなったり、かと思えば何かお菓子や飲み物を持って帰ってきたり。そして一番対照的なのが、眠くなったときや集中が切れそうになったときの対応です。

アメリカ人は眠くなると会議中でも平気で立ち上がり、壁に寄りかかったり、窓際に移動したりするんですよ。お行儀が悪いとも言えるけど、集中力を自分でコントロールしていると考えれば、立派な行為だと思います。

先日、僕の会社で実施した研修で、2時間の個人作業がありました。受講者はあまり研修を受けたことのない人が多かったこともあって、みんな一所懸命に自分の席で作業を続けていました。2時間なんて、集中を保つのは難しいから、席を立とうが飲み物を飲もうが全然構わなかったのに… アメリカ人だったら、きっとみんな立ち上がったりストレッチしたり、まったく違う光景になっていただろうなと思いました。