【NBA】ファイナル・マブス先勝

ノビツキーが目立たないGAME1だった。それでも、マブスは勝った。いや、どちらかと言えば、ノビツキーが目立たないからこそ、マブスらしい試合運びだったのかもしれない。このゲームMVPは間違いなく、32点を取ったジェイソン・テリー。そしてジェリー・スタックハウスも、ここぞという場面で決めていた。なんだかんだ言ってもノビツキーはダブルダブルなのだが、一番光っていたのは、やはりリバウンドをきっちり取るシーンだった。

個人技に走って難しいプレーを試みては失敗するマイアミ・ヒートに対し、ダラス・マーベリックスのプレーは実にシンプル。無理はしないし、どこからでも点を取ることができる。それこそは、ヘッドコーチのエイブリー・ジョンソンが作り上げてきたチームの戦い方だったのではないだろうか。

3Qまでは一進一退の大接戦だったが、4Qに入ってからはマブスの安定度が光った試合だった。結局スコアは90-80と10点差がついたが、ゲームの途切れる時間の短い好ゲームといえよう。