【アテンションプリーズ】サービス業の適性

前回、真矢みきの演技に批判的な記事を書いたけど、今週放送分では迷い悩む教官を抑えた演技でなかなかうまく演じていたと思います。上戸彩演じる美咲洋子への1対1の指導ということもあって、あまり「教官でござい」っていう感じもなく、細かい指導を根気良く続ける姿は実際にもいそうな印象でした。

「飲み物の紙コップをサーブするときは、飲み口に近い部分を持たない」とか「案内の最初と最後は相手の目を見る」とか、いちいち覚えようと思ってやっていたら、絶対嫌になるよね。僕は販売や飲食関係のアルバイトが長かったこともあって、こういう部分はすごく気になります。そういう客の気持ちがわからない人には、サービス業って難しいんでしょうね。「そんな細かいこと、どうでもいいじゃないか」っていう人には、僕みたいにいろいろ気になる人の気持ちは、たぶんわからないのでしょう。相手の身になって考えることができれば、割と簡単なことだと思うんだけど…

最後の方で美咲が三神教官に提出するレポートに、世界一のCAになるって書いてあったのは、このことに気づいていないまでも、気づく方向に歩みはじめたということを暗示していたんでしょうね。このドラマ、話の筋立ては、意外に骨太なのかもしれません。