【NBAファイナル】Game-4 BOS@DAL

NBAファイナルのレギュレーションでは、最初はお互い2試合連戦でホームで戦い、その後は1試合ごとに移動を繰り返す。このままセルティックスがスイープしてしまうと敵地での優勝決定になることを考えると、何が何でも勝ちに来るとは思えなかった。1Qからマブスがリードを広げると、セルティックスはスターターのプレイタイムをどんどん減らして行き、ホームでの第5戦に備えている様子が明らかに見て取れた。

4Qはすでに消化試合のような形になってしまっており、実況もマブスのOBであるノビツキーのインタビューをインプレー中に長々と流す状況。さすがにこれはやり過ぎな印象もあったが、誰もがこの試合、そしてこのクォーターの意味を理解していたからこその展開だったのだろう。マブスといえばノビツキーであり、その伝統がドンチッチに受け継がれていると言っても過言ではなさそうだ。

それにしても、この試合におけるマブスの控えメンバーのモチベーションとアピールはすさまじかった。ティム・ハーダウェイ・ジュニアがスリーを4Qだけで5/7という高確率で決めれば、ライブリーも12リバウンドでダブルダブル。エクソムも攻撃の組み立てには迷いも見られたが、決めて欲しいところでしっかりポイントを上げ勝利に貢献した。

マブスにしてみれば、敵地ボストンでもうひとつ勝って帰ってきたいところ。その道はかなり険しそうではあるが、このまま終わってしまってはマブスに敗れてきたチームにも申し訳が立たない。もう少し意地を見せて、バスケシーズンの終了を先延ばしにしてもらおう。